
辞めたいと思ってるけど、お金が…

収入がなくなってしまうのは不安…
辞めることを考えたとき、多くの人が直面するのがお金の不安です。
わたしは固定費を削減し、お金に働いてもらうことで資産を増やし、辞める選択をすることができました。
この記事では、わたしがどのようにして資産を形成し、「辞めたい」を現実にできたのかお話をします。
「辞めたい」と思った理由と迷い
働くことに限界を感じていた
「このまま働き続けるのは無理かもしれない」
そう思い始めたのは、3人目の育休から復帰したタイミングでした。
朝は戦争のようなバタバタ、帰宅後はワンオペでの夕方タイム。
休日は子どもの相手をしながら、空いた時間で家事や掃除。
どれだけ頑張っても時間も心も体も足りず、体調をくずしたり、ぎっくり腰を発症することも。

ふとした瞬間に「自分を犠牲にしてまで、なんのために働いているんだろう?」と思ってしまう日々でした。
収入がなくなるのが怖かった

働かなくなったら、私の収入がゼロになる。
そう思うと、なかなか辞める決断ができませんでした。
ローンもあるし、子どもの教育費も気になる。
習い事は公文・スイミング・野球・体操クラブ…
「夫だけの収入で今の生活を維持できるのか…。」
正直、赤字です。

ごめんね…。笑
それでも辞められた理由
「辞めたいけど、お金が不安で動けない」
多くの人がその葛藤を抱える中、わたしが実際に辞める選択ができたのには、はっきりとした根拠がありました。
それが、資産4,000万円の存在です。
育休から復帰するタイミングで、我が家の金融資産は4,000万円に到達していました。
固定費の見直しと資産運用

家計の見直しは数年前からコツコツと
「辞めたい」と思ってからお金の対策を始めたわけではありません。
看護師として働きながら、日々の忙しさの中でも「お金の無駄を省きたい」という思いがありました。

「節約しよう!」と強く意識したというより
「ムダを流しっぱなしにするのはもったいないな」
と感じたのがきっかけでした。
小さな見直しでも、それを重ねていけば、確実に家計は変わっていきます。
最初のうちは「このくらいやっても意味あるのかな」と思ったこともありましたが、
1年、2年と続けるうちに、「あれ?お金がちゃんと残ってる…」という手ごたえを感じられるようになりました。
わたしが実際に見直した固定費
- 住宅ローン金利の見直し
- 電力会社の料金プラン最適化
- 光回線のプラン変更(割安なプロバイダに変更)
- 携帯電話をソフトバンクから格安SIMへ変更
- 掛け捨ての生命保険以外の保険(医療保険・個人年金保険・学資保険)はすべて解約
- 自動車保険をネット型保険に変更
- 火災保険の内容と金額を見直し
- 使っていないサブスクはすべて解約
こうした見直しを少しずつ行った結果、毎月の固定費が大きく下がり、家計に「余白」が生まれました。
その分を投資や貯金にまわせるようになり、将来への備えがどんどん積み重なっていったのです。
なんでもかんでも節約していたわけではない

とはいえ、ケチケチ生活をしていたわけではありません。
貯金が1,000万円を超えたタイミングで、アルファードを一括購入し約550万円が減少。
その後もフリードを一括購入。
旅行にも出かけるし、毎年恒例のお泊まりディズニーも楽しんでいます。
「旦那さんが1,000万円以上稼いでいるんでしょ?」
…と思われるかもしれませんが、そこまで高収入ではありません。

ごめんね…笑
共働きではありましたが、わたしは通算で5年の育休を取っています。
今こうして書いていても、「よくこれで4,000万円貯まったな」と思います。笑
それでも資産を増やせたのは、支出の見直しと、投資による“複利の力”があったからです。
複利とは、「利益が利益を生む」という効果のこと。
増えた資産を再投資することで、雪だるまのように資産が加速度的に増えていく仕組みです。
夫は株や投資にはまったく関わっていなかったため、資産管理はすべてわたしが担当していました。
生活費や貯金から150〜200万円ほどを残し、余った分はすべて投資へ。
この繰り返しが、今の安心につながっています。
「働く意味」を改めて問い直した

今わたしが働く理由
資産がここまで増えたとき、ふと考えるようになりました。
- 子どもたちの成長をそばで見守れる「今」の時間
- 自分自身の心身の健康
この大切なものを犠牲にしてまで、無理して働く意味ってあるのかな?と。
家計的には、すぐに生活が困る状況ではありません。
いざとなったら、また働けばいい。
そう思えるだけの“お金の安心感”が、わたしの背中をそっと押してくれました。
辞める決断ができたのは、時間をかけて築いた土台があったから
急に辞めたわけではありません。
数年かけて固定費を見直し、資産をコツコツ築いてきたからこそ、
「今なら辞めても大丈夫」と思える状態を作ることができました。
感情だけで動くのではなく、数字という“根拠”が背中を押してくれたのです。
お金の準備は、わたしに「選ぶ力」をくれた

資産を築いておくことは、ただ贅沢するためではなく、
「自分の人生を自分で選ぶ力」を持つことだと、今は思っています。
辞めるか、続けるか。
子どもと向き合う時間を増やすか、キャリアを磨くか。
その選択肢を、自分で選べるようになることこそが、いちばんの価値。
今は、ブログを書きながら、「看護師の派遣」「看護師単発バイト」にも登録しています。
正直、人との関わりが減ると少し寂しさもあるので、
必要な時に、必要な仕事を選べる働き方はとてもありがたいと感じています。
「また働きたい」と思えた時に、いつでも看護師に戻ればいい。
そう思えるくらい、心にもお金にも余裕ができました。
おわりに
「お金が不安で辞められない」
それは、決してわたしだけの悩みではなかったと思います。
でも、数年前から少しずつ備えてきたことで、わたしは「辞めたい」を現実にすることができました。特別なことはしていません。
小さなことを、コツコツと続けてきただけです。
もし今、同じように悩んでいる方がいたら──
わたしの経験が、少しでも背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。
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